夏休み木工体験教室その2

夏休みの特別企画その2、木工体験教室「本棚を作ろう」を半日コースで実施しました。

事前にご要望を伺ったところ「小ぶりの本棚を作りたい」とのことで、半日で完成しかつ木工の面白さを少しでも感じてもらうにはどうしたらよいかと思案しましたが、あらかじめ部材はカットしておき、仮組~調整~塗装をやって頂く内容としました。

今回は主材にパイン集成材、背板にシナ合板を使用しました。

仮組して各部材がどう組みあがるかを見て頂いた上で、地味なところからで、各部材のサンディングからスタート。

自動カンナのナイフマークと逆目を取ってもらう目的で#120から#240まで徐々に番手を上げてサンディングします。特に内側のサンディングしにくいところを先にやっておくことが主眼です。板の側面(木口、木端)は最後は隠れてしまったりあるいは目違い払いで払いますので触らなくても良いです。

必要な溝は加工済みでしたので、いきなり木工ボンドをつけて組立に入ります。

木工ボンドを塗り伸ばすのは、ヘラ派と筆派がありますが(笑)、当工房は断然ヘラ派ですので流儀に従って頂きます。

クランプを駆使して組み立て。

旧来の木工ボンドであればここで少なくとも数時間は置いておかないとくっつかないので、どうしても木工教室としては2日以上に日程を分けなければいけないところですが、最近の接着剤であれば、短時間で(無理な力をかけなければ)形を保持するレベルに到達しますので、要所をクランプなどで押さえながら次の工程に進むことができます。

仕上げ工程。
目違い払いでカンナを体験して頂きました。

世代によりますが(笑)、学校の技術家庭科ではもうカンナを扱わないようですので、その感触や仕上がりは体験してみて頂きたいところではあります。

カンナの種類を紹介した際に興味を持たれ、「それを一度使ってみたい」とのご要望で、「自由角面取カンナ」を体験して頂きました。

45°の角面取りを自分の設定した幅で取れるカンナです。最近ならトリマーで一発ということですが、針葉樹のようにハッキリと逆目が出る材だと手作業の方が良いこともありますね。

お子様が触れる機会があるので、上面を大きく丸く面取りしたいとのご要望で、予定してませんでしたが平カンナで丸面取りをやって頂きました。

咄嗟のことで説明しかたがわからず、「まず45°で大きく面を取って、そのあとで角張ってるところを丸く均していく要領でやると良いですよ」と講師(私)が若干意味不明なことを申し上げるとすぐに要領を得たご様子で、お上手に仕上げられました。

みてください。慣れていないとだいたいどこか歪むものですが、初めてでこんなに滑らかに丸く面を出せた人は珍しいと思います!

最後に改めてサンディングした上でオイルを塗りこみ、少し置いてふき取ります。
この状態であれば、若干ねちょっとしますが作品を持って帰って頂くことができます。(1晩程度、そのままご家庭で乾燥していただく)

最後に作品を前に記念写真です。

次の機会では大物家具を作りに来てください。お待ちしています!