工房設備

当工房で使用している設備を紹介します。
木工教室では機械類は基本的には当主が操作しますが、ご希望により安全教育の上で体験頂けます。
本職の職人用と言うよりはむしろハイアマチュア向けの機械がメインです。

テーブルソー Grizzly G0661+ルーターテーブル Bench Dog 40-031

欧米流木工のメイン装置と言えるテーブルソー。これはコントラクターソーと呼ばれるタイプで、筐体は簡素な代わりに安価、完全密封ではないので集塵はそこそこ。安全機構として割刃(riving knife)が付いているものを選ぶ方が良い。
アメリカ仕様(120V)。

Bench Dogは、このテーブルソーのウィングの代わりに取り付けることでルーターテーブルと合体ロボ化する製品で、スペースの少ない工房ではおすすめできる。鋳造テーブルは思った以上に精度アップに貢献します。

バンドソー Grizzly G0555

バンドソーはDIYからレベルアップする際の最初に買うべき据置き装置と思います。原理上キックバックの危険がなく、比較的安全な機械。
バンドソーの大きさはホイール径で呼称し、これは14インチ。ライザーブロックと言う嵩上げオプションを取り付けてあり、仕様上は挽割り高さ300mmですがモーターが1馬力のため300mmの挽割りは難しい。
アメリカ仕様(120V)。

協和機工 ペティワーク

スライドテーブルに材料を乗せて切断する機械。通常の「横切盤」と言われるものは高価で巨大だが、それの「現場持ち込み用の小型版」と言う位置づけの機械である。当工房のように小規模工房ではメイン横切盤として所有される方が多く、実際小回りが利いて精度が良いので重宝する。自分も「欧米式のテーブルソーがあれば要らないのでは?」と思っていたが、カネ(直角)を出すことについては間違いがないので横切は専らこれを使うようになった。

手押し・自動カンナ兼用機 Axminster AW10PT2

手押しカンナ(ある面=基準面を平面に削る装置)と自動カンナ(基準面を基準にして厚さを一定に削る装置)の兼用機。ヨーロッパ式兼用機で手押し・自動切り替えの際は定盤をフリップ(ばったんばったん)する。欧州安全基準に沿う安全カバーが付いており、操作はコツが要る。
自動180mm、手押し250mm。英国仕様(240V)。
当工房ではもっぱら手押しカンナとして使用しています。

自動カンナ Delta 22-580

材料の厚さをそろえる(削る)装置で、DIYから本格木工にシフトする際に必須の機械と言える。大量の木屑がでるので相応の対策と気合が必要になる。
切削幅:330mm
アメリカ仕様(120V)。

角ノミ盤 Multico PM12

ホゾ穴に代表される、四角い穴をあける装置。角ノミと言う専用の刃物を使う。角ノミは「補助錐」と「ノミあるいはケース」の組み合わせで成り各サイズでセットで購入できる。
Multicoは最初に角ノミ盤を発売したと言われているイギリスのメーカーです。PM12はその末弟。日本仕様として100Vモーターに換装済みのもの。

ルーターマシン(ピンルーター) 丸仲鉄工 RO-1
溝を掘ったり穴を掘ったりする機械。これの使用方法を一言で説明するのは難しく、DIY経験者向けには「ルーターテーブルの、刃が上から生えてて型紙を下に置いて倣い加工ができるやつ」となるのだが我ながらその素晴らしさを説明できている気がしない。刃物と治具の組み合わせでいろいろな加工が可能。
3相誘導モータータイプなのだが、インバーターを組み込んで単相200Vで速度可変で動くようにした。

スライド丸ノコ マキタ LS0715FL

長さ方向に長い板や棒状の材料を幅方向にカットする機械。
直角にカットできるようにフェンスが付いており、繰り返しカットに向く。
幅312mm。
スライド丸ノコは若干高価で建築のプロ向けのイメージがありますが、DIYでも非常に便利で安全に使える道具だと思います。

ボール盤 東芝 DPE-13E

材料に穴をあける道具。手持ちのドリルよりも精度良く、設定により繰り返し同じ位置・同じ深さに穴あけできる。卓上タイプと称して作業机の上に置けるくらいの大きさでもかなりの範囲の使い方をカバーできる。
木工では大きな材料を扱うことが多いので、自作の延長テーブルを取り付けています。
鉄工13mm、木工24mm、310Wの卓上タイプ。

水冷研磨機 TORMEK T-7

刃物を研磨する装置。
水槽に浸った円筒形の回転砥石で大まかに研ぎ(荒砥~中砥に該当)、レザーストロップ(これも回転式)で仕上げる。
特筆すべきは、刃物ごとに細かく治具が用意されており、使い分けることでいろいろな刃物が研げる。木工旋盤のバイト、彫刻刀などの形状が複雑な(平らでない)ものの研ぎに便利。

ルーター BOSCH 1617EVS

トリマーの親分のようなもの。プランジベース(右側)と固定ベース(左側)のコンボセットになっており、本体を付け替えて使う。
騒音が比較的静かで堅牢であり、ロングセラー商品。アメリカ仕様(120V)。

ビスケットジョインター Porter Cable 557

ビスケットと呼ばれる木工用の接合チップを埋め込む溝を掘る装置。
板矧ぎ(狭幅の材料を幅方向に接合する)に使用されるが、ホゾやダボのように脚物の接合に使われるケースもある。
ビスケットのサイズは世界共通で、日本のメーカー製のものと共通で使える。
557はFFサイズと言う最も小さいサイズのビスケットが使える。

フィニッシュネイラー WAKAI

フィニッシュネイルと呼ばれるごく細い釘を打つための装置。エアコンプレッサーが必要。
装飾など力がかからない箇所で表からしか止められないときなどに使う。
あと、治具などで接着剤が乾くのを待っていられないときに使う。

トリマー BOSCH PMR500

縁取りの装飾を行う、あるいは溝や穴を掘る装置。もはや現代DIYの中核をなすと言っても過言ではない。使い方によって多機能にいろいろな作業に活躍する。
なんとなく怖いイメージがあるが、安全に使用するメソッドを理解すればさほど危ないものではない。騒音や振動も大きく毛嫌いされるが、ある一定以上の価格のものを選ぶと少しだけ抑えられる。極端に低価格のビットを使うと振動が大きくなるケースもある。

充電式ドリル・ドライバー類

あまりこだわりがありません(すいません)。

エアコンプレッサ EARTHMAN ACP-25SLB

エアコンプレッサはネイラー、サンダーなどのエア工具の動力源として使うが、木工ではほぼダスターとして使われる。加工時の木屑・埃が材料の木目に入り込んむので塗装前にはぷしゅぷしゅが必須となる。
騒音が大きいイメージがあるが、最近の「静音タイプ」を謳うものは非常に静かです。いろいろ試しましたが25L~30L程度の容量は必要のようです。

集塵機 Fein Turbo I

業務用掃除機、あるいは英語圏ではShop Vacと言われるタイプのもの。
Feinは騒音が静かとの定説がありかつ堅牢で若干高価だが信頼できる。
連動コンセント(装置をつなげておくと、装置のON/OFFで集塵ON/OFFができる)、速度調整機能があり、手持ち機械の集塵に便利。
アマチュア時代は長いことこれで全部の集塵をやっていました。手押しカンナ、自動カンナあたりはさすがにキビしい。
(たぶんもうすぐ壊れる。)

集塵機 SpokeShave MH001KP

日本でも「オバQ」と呼ばれているタイプの大型の集塵機の小型版。
手押しカンナ、自動カンナまで手を出すとどうしても必要になる。
リモコンでON/OFFできるようにスイッチを追加しています。
1HP。